ぶらっと恩田川

土いじり。時々、恩田川の散歩、街歩きに登山。

戦争の後始末

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今日は、終戦の日

この風景から戦争のことを、感じ取ること、できないね。


今日の折り込み地域新聞に、この近くで農作業中に米軍機から狙撃された90歳の女性のインタビュー記事が載っていたよ。


おいらは戦後生まれで、「もう戦後ではない」と言われたころの生まれで、戦争のことは直接知らないけれど、おいらが、小学校の低学年の頃、通学路の途中に『爆弾が埋まっているから、タケノコ掘るな!』って書かれていた竹林があったんだ。


その竹林で遊んでいたのを、おじさんに見つけられて、諭すように『米軍機が、東京を空襲してから帰路の途中に機体を軽くするために爆弾を捨てていったのが、爆発せずに埋まっているから、スコップや鍬で掘って爆発するといけない、踏みつけても爆発するかもしれない』と、言われて、半信半疑だったけど、おじさんが真剣だったので、以来、入らないようになったんだ。


今から20年位前に、その竹林も含めて、住宅地に造成されるとき、自衛隊の不発弾処理があって、近所の人が一時避難をしたことが新聞に載って、あの時のおじさんが言っていたことが本当で、やっと戦争の後始末が済んだとわかったんだよ。


竹林に下げられていた札は、1、2年くらいで無くなってしまったけど、事情を知らない人は、それを読んでもタケノコ泥棒の予防のためのウソと思っていたかもしれないね。



戦争のアフターケアの一事例だよ。