山の会の行事 大山街道を歩くの第五回目に参加しました。
第四回目は、東急田園都市線青葉台駅から相鉄線相模大塚駅まででした。参加したのですが写真を撮れず(カメラを持参せず)記事にしていませんでしたが、渡辺崋山が書き残した『游相日記』の記事を参考にした街歩きでした。今回もまず初めに、游相日記に書かれたお銀様(田原藩主三宅友信生母)の墓へ向かいました。
新しい花が手向けられ、お参りをする方がいらっしゃるようでした。
次に向かったのが、相模国分寺遺跡です。
道を挟んだ隣に建つ『温故館』で相模国分寺の展示を行っていました。予約もせず入館したのですが丁寧に説明をして頂きました。予習もしていず理解不十分ですが、奈良時代に造られた運河『逆川』について今回初めて知り、興味深く思いました。多くの場合、国分寺は国府の近くに建てられるらしいのですが、相模国国府は、相模川を下り、今の平塚市域にあったとことも何か理由があったのでしょうが不思議です。
逆川は、相模川の支流の目久尻川上流から水を引き入れて、丘陵の裾を回り込んで相模川の流れとは逆に流れるのでそう呼ばれるみたいです。
国分寺と国分尼寺の敷地の中間を通り相模川の東側の灌漑や国分寺に近い場所に船着き場も作られていたそうですので、奈良時代に下流の国府との舟運がおこなわれていただろうことを想像すると興味深いです。
海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」について|海老名市公式ウェブサイト