富士山の写真を撮りたくて、芦ノ湖の湖尻水門から外輪山へ登り、乙女峠から仙石へ降りました。残念ですが雲がかかり姿を拝むことできませんでした。
箱根の丸岳と言われても何処?という感じで誰も知らないマイナーな山ですが、単独行含む数パーティーとすれ違いました。要所々に道標や遭難時に場所を伝えやすいように通し番号を記した案内板が設置されていますし、藪も刈り込まれて歩きやすいです。
箱根の″外輪山″と言えば金時山を思い浮べますが、金時山は、写真の案内板に記されている溶岩円頂丘の寄生火山と同じで、粘度が高い溶岩が外輪山の下からニキビのように噴き出て出来た山なので、大量のマグマの噴出によって空洞が生じ、そこが陥没し、陥没せずに残った山裾を『外輪山』と規定する専門的用語としては、誤った表現となるので、厳密に言えば金時山は含まれないことになるようですネ。
でもまあ、固いことは言わずに、これで、箱根の"外輪山”の北端の金時山から東側の峰々と金時山から南に連なる山々の半分位を踏破したことになりました。
残りは、乙女峠から金時山、湖尻水門の分岐から箱根峠までになります。
山へ登る理由は、今はレジャー中心ですが、昔は生活に必要な財を得るただったり、信仰だったりだと思います。乙女峠から仙石へ下るまでの路傍にも石仏が建立されていました。
箱根は温泉施設が沢山あり、巡り歩くのも興味い楽しみです。
計画では乙女峠から仙石バス停まで歩いて小田原駅行きのバスに乗り、富士屋ホテル前のバス停で降りて立ち寄る予定でしたが、たまたま来たバスに飛び乗って強羅へ出て、登山鉄道で宮ノ下駅で下車し、徒歩10分位のところにある共同浴場『太閤湯』で汗を流しました。