先週末に 秩父在来の大豆『借金無し大豆』のこなしをやっと終えました。フクユタカダイズに比べ、割れや皮の変色、虫食い等で、はじく豆が多いです。また、成長にもばらつきがあって、よく乾燥できていない株の莢から脱粒する作業が大変でした。
19年の採種は、畑(中津川)が台風の大雨で冠水し、水を被って、多くの株が根腐れしてしまいました。その中から何とかして採種した少量の種のため、選別できませんでした。
今回収穫した豆を観察してみると、はじく豆の多さだけでなく、一つ一つの豆の色も微妙に違います。初めは、冠水の悪影響かと思いましたが、それだけでなく、形・色が揃わない在来種の特徴が現れたのかなとも思います。
フクユタカダイズは、こんな感じです。
20年の採種は、草丈の大小や莢付きの良し悪し、豆の色や脱粒の良し悪しを一株一株比較し、選んだ株からの採種が出来ました。 なので、今度はもう少し揃うのでは?と、思っています。
品種毎の作付け数がバラバラなので、比較しても意味はないのですが、昨年の品種別の収穫量は、以下の通りでした。
フクユタカダイズ 37.4㎏
借金無し大豆(少量のエンレイダイズが含まれて) 15.0㎏
秋田大潟村の黒豆(品種名不明) 1.6㎏
山形庄内の黒豆 (同上)0.9㎏
黒枝豆 2.4㎏
今年の大豆栽培は、エンレイを除いた上の5品種と、大内宿で購入した青大豆の6品種を予定し、枝豆としては、黒枝豆、湯上り娘、大内宿の青大豆を栽培してみることにしました。