ぶらっと恩田川

土いじり。時々、恩田川の散歩、街歩きに登山。

20/3/10 近所の気になる木 こぶし 桐

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雨が降って農作業が出来ないので、新治市民の森の谷戸田を見にいったついでに散策しました。

北国の春』に歌われる『こぶし咲くあの北国の~♫、北国の春』のこぶしが咲いていました。

花が付いていないと周りの木々に溶け込んで目立たない木ですが、山スキーのため残雪期の東北の山を車で走っていると、まだ木々の枝に若芽が萌え始めた山々に、山桜より前に咲くこぶしが、所々雪が残る黒い斜面をバックに、大きく枝を広げて白い花をつけた姿は、とっても目立って印象に残ります。

近所では、三保の杉山神社と移転前の横浜市立N小学校の校庭にこぶしの古木がありますが、この木はまだ若い木のようです。もう一本あったので、誰か移植したのでしょうか?何かに利用しているとは見られないので実生が飛んできて、自然に生えてきたように見えます。

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JR十日市場駅近くの昭和30年代に丘陵地を造成してできた斜面に生えている桐。桐は楓のように翼が付いた種を飛ばして殖える木だそうです。

誰かが植えたのか種がどこからか飛んできて根付いたのか私有地でもないし目的を持って植えられた木でもなさそうだし、いつ伐採されてしまうのかと中学生の頃から気にしている木です。15年ほど前に、少し離れた道路の中央分離帯に桐の若木が生えていたのですが切られてしまって、また一人ぼっちになってしまったこの桐の木がどうなっているのか散歩の足を延ばして訪ねてみました。

道路側に大きな枝を広げていたのですが、電線の邪魔になって枝が切られていました。割と人通りの多い場所ですが、気にする人は全くいないでしょうけども、年取って来た自分にはこの木がまだ存命であったことが良かったと思えます。