4/18に植え付けた石川早生。
三回目の追肥をしておきました。豚糞・牛糞ミックスの堆肥に、鶏糞を混ぜ、畑の土も一緒に箕に入れて混和。一株に一握りを株元に蒔きました。
土寄せは、明日以降、晴れが続く予想(午後から晴れ間が見えましたね)なので、土が乾き、軽くなって、鍬が使いやすくなってからにします。
それにしても草が茂ってしまいました。
鍬を入れる前に除草をしなければなりません。
どこから手を付けるか?
ここでは、まずは、メヒシバを先に除くことにします。
メヒシバは、生え際から茎を四方に伸ばして、伸ばした茎の節から発根して、しっかり地面に食らいついています。このまま、一鍬で抜けるものではないので、手作業で丁寧に抜いていくことにします。
よく耕耘してある畑なので土が柔らかくて、広がった茎が途中で切れずに一株まとめて抜くことができます。
畑に草が生い茂ってしまうと草を引く気力が萎えてしまいそうですが、ひと種類の草を定めて(そこで一番繁茂した草)それを引いていくと、思った以上に地面が見えてくるので、気力が続くように思えます。また、その雑草の特徴を覚えることもできます。
メヒシバは、茎の先や途中を持って引き抜こうとすると、節で切れて、根をつけた茎が残こり、厄介な雑草です。
それで、茎のつけ根の方をまとめて数本持って、茎が伸びている方向の真逆に(株の中心の方に)、持ち上げずに、地面に平行に引くと切れずに節の根も付いたまま、きれいに抜けます。
(ただし、良く耕耘して柔らかい畑の土の場合ですよ)
そうしてすべての茎を抜いた後、茎をまとめて株を引き抜くと、残った雑草はメヒシバに負けていた雑草で、まだ成長していない若草なのです。
そんなことを考えながら、一株きれいに引き抜くことができるかどうかに集中していると、『命は尊い』みたいなことを考えていたきのうの自分との矛盾に気付いて苦笑してしまいます。
メヒシバVSホモサピエンスの局地戦の勝敗はどちらかが完全撤退するまで行うことではなくこの時期だけ年々続くのです。
なので、メヒシバの種が実る盛夏の前には、この局地戦を勝ち抜かねばなりません。でないと、翌年以降に、多勢に無勢、畑を畑として維持していくことが出来なくなることもあり得るので。( ´艸’’)
きれいに除草されている畑を見ると、毎年積み重ねた様々なコツがあって、何とかそれを体得していかねばと焦るのですが、雑草との局地戦も、春夏秋冬、年に一度この時期だけの体験です。生き物を育てるのは手がかかるものでしょうから焦っても仕方がないので。これも楽しみとしましょう。